「どーもミルクボーイですー宜しくお願いします。」
「宜しくお願いします。」
「いやぁ〜広島カープクライマックスシリーズ進出おめでとうございます。」
「おめでとうございます。あのなうちのオカンがカープの選手でどうしても名前が思い出せない選手が居るらしくて。」
「名前が思い出せない？ほんなら特徴教えてくれる？」
「オカンが言うにはそのピッチャーは試合の途中で出てくる小太りの右投げらしい。」
「中崎やないか。試合の途中から出てくる小太りの右投げのピッチャー言ったら中崎しかおらんやろ。」
「いや分からへんねん。俺も最初は中崎やと思ったんやけど。」
「何が分からへんねん。その特徴は中崎しか当てはまらんやろ。」
「いやオカンが言うにはそのピッチャーはレプリカユニフォーム売り上げNo.1らしいんねん。」
「ほな中崎ちゃうか。中崎がレプリカユニフォーム売り上げNo.1の訳ないからな。」
「オカンが言うには３年連続胴上げ投手なのに、そのピッチャーが出てくるとカープファンの多くは不安な気持ちになるらしいんよ。」
「中崎やないか。中崎がコールされるとカープファンの何人かは席を離れて休憩タイム取るんやから。中崎で間違いないよ。」
「いや分からへんねん。オカンが言うにはそのピッチャーの投げるポーズが子供たちの間で流行していて、誰が１番似ているかで競い合ってるらしいんよ。」
「中崎ちゃうやないか。子供たちの間で流行しているのは大谷翔平がWBCの決勝で勝利の瞬間帽子を投げた真似やからな。中崎の投げるポーズなんか誰も真似してへんよ。」
「オトンが言うにはミコライオちゃうかって。」
「オトン正解や」