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    2020/9/17 20:18 佐藤
    ■鳥取中と米子東が計5度のベスト4
    鳥取県勢はセンバツでは米子東が1960年に準優勝しているが、夏は5度のベスト4が最高だ。第1回大会でベスト8だった鳥取中(現鳥取西)は1916年の第2回大会、初戦で和歌山中(現桐蔭)に1-2で敗れたが、敗者復活制の恩恵を受け、準々決勝で中学明善に9-6で勝って4強入りした。準決勝は市岡中に延長10回4-5で敗れた。

    2度目のベスト4は1920年。鳥取中は豊国中(現豊国学園)を6-2、京都一商(現西京)を2-0で下して4強入りした。準決勝では関西学院中に3-14で敗れた。

    3度目は初めて甲子園で開かれた1924年の第10回大会。校名変更した鳥取一中は京城中、同志社中、宇都宮中を破って準決勝に進出したが、松本商(現松商学園)に3-9で敗れ、またも決勝進出を逃した。

    さらにその5年後の1929年にも4度目となるベスト4入りを果たすが、準決勝で広島商に1-5で敗れた。

    戦後唯一の4強入りを果たしたのが米子東だ。1956年の第36回大会、初戦で別府鶴見丘を1-0で下すと、準々決勝の相手は同年センバツ優勝の中京商(現中京大中京)。息詰まる投手戦となったが、8回に3点を奪った米子東が3-0で優勝候補を破った。

    準決勝は岐阜商に延長10回サヨナラ負けしたが、地元を大いに沸かせたベスト4だった。その後、米子東は1960年のセンバツで準優勝しており、春夏通じて鳥取県勢の最高成績となっている。
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カテゴリー 野球
最終更新日 2020-09-17 20:18:09