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    2020/9/17 20:22 佐藤
    ■島根は江の川が80年ぶりなど3度のベスト4
    1917年の第3回大会。杵築中(現大社)は長崎中に6−3、長野師範には9回裏に2点差を追いつき、延長10回4−3でサヨナラ勝ちし、4強入りした。準決勝では優勝した愛知一中に2−3で敗れた。その後、大社は春2回、夏8回出場しているが、ベスト4に入ったはこの年だけだ。

    島根県勢2度目の4強入りは1923年の第9回大会。初出場の松江中(現松江北)は仙台一中に9−3、函館商を5−4で下して準決勝進出。和歌山中(現桐蔭)に3−7で敗れて決勝進出はならなかった。松江北は2002年センバツに21世紀枠で55年ぶりに出場している。

    その後、あらゆる高校が全国の壁にはね返され、県勢3度目のベスト4は2003年まで待たなければならなかった。第85回大会、6回目の出場となった江の川(現石見智翠館)は中越に2−0、沖縄尚学に1−0と左腕・木野下優が連続完封。準々決勝の聖望学園戦は2−1でサヨナラ勝ちし、谷繁元信(元中日監督)を擁した1988年を超える準決勝進出を決めた。

    初の決勝をかけた東北戦は、注目右腕・ダルビッシュ有(現カブス)が登板しなかったものの1−6で敗戦。それでも80年ぶりのベスト4入りを果たし、島根の高校球史に名を刻んだ。
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カテゴリー 野球
最終更新日 2020-09-17 20:22:35